沖縄

2007年8月19日 (日)

猫ひろし様へ、まずは現状把握から始めたらどうでしょうか

晴れ (今日も、雨は降らなかった。)

  

猫ひろし様へ

  

もう大分へ戻られたでしょうね。

少しタイミングがずれたかもしれませんが、遅まきながら、こんなアドバイスはどうでしょうか?

  

せっかくの機会ですから、地元でどんな農産物が生産されているか、地元をまわってみられたらどうでしょうか?

そうすると、何か良いアイデアが生まれるかもしれません。

今、住んでおられる大分との比較をしても良いかもしれません。

  

親戚や知り合いに紹介してもらって、篤農家と呼ばれている方(その道の専門家で、経済的にも成り立っている方)の話を聞くのも良いかもしれません。

役場、農協、農業改良普及センターを訪問して、紹介してもらうのも良いかもしれません。

  

役場なら、経済課とか産業課などの農業を育てようとしている部署が良いと思います。

きっと、篤農家を紹介してくれる方がおられると思います。

農業委員会を思い浮かべるでしょうが、その委員会は主として農地の権利関係を取り扱う部署ですので、この場合は少し違います。

   

農協なら、営農関係の部署が良いと思います。

農業改良普及センターなら、野菜・果樹の担当の部署の方が良いと思います。

これらの部署は、実際の農家と直接的な関係がありますので、詳しく教えてもらえると思います。

   

それから、奄美大島全島をぐるっと廻られるのも良いかもしれません。

今の時期には、どんな作物がどのようにして作られているのかを知る良い機会かもしれません。

   

篤農家から、島の農業の現状を聞いたりしていると、きっと、こんなことをしたらどうか、などの話も出てくるかもしれません。

何人かの方々から話を聞くと、もっと確かなものになるかもしれません。

  

以前、沖縄や五島に行ったとき、スーパーを廻って、野菜を見ていたら、かなりの野菜が私の地元よりも高かったという記憶があります。

五島では、長崎から船で運んでくるということを聞きました。

ひょっとすると、色々な野菜を作れば、地元で消費されるかもしれません。

スーパーだけでなく、色々な店を廻るのも良いかもしれません。

大分と比較するのも良いような気がします。

   

まずは、ご自分の目で、島の現状を把握されたらどうかと思います。  

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2007年8月11日 (土)

離島の農業について(その2)

晴れ (今日も、暑く、雨もなし)

  

猫ひろし様へ

  

夏にハウスは難しいかもしれません。

私の近くの方は、先日の台風4号の時に、ビニールを外されました。

「当地よりも西側を台風が通過しそうなので、強い雨と風ではなさそうなのに、なぜ外したのですか?」という私の問いに対して、

「台風の怖さを知らないからだ。一度、ハウスがつぶれたことを経験すると、わかる。」と言われました。

私は、台風でハウスが潰れたり、曲がったりした経験はありません。

だから、ビニールを外さなかったのかもしれません。

  

奄美大島は台風の銀座みたいなところだと思います。

飯塚でこんな感じですので、普通のパイプハウスだと、もたないかもしれません。

台風に強い鉄骨ハウスはありますが、価格は1千万円を超えるかもしれません。

(大きさによるかもしれませんが)

  

そんなことを考えると、よほどの高付加価値の作物や花を作らないと採算が合いません。

設備投資はできるだけしない方が良いと思っていますので(あとで、苦しまないように)、

私だったら、怖くてできないだろうと思います。

    

以前、このブログで沖縄のゴーヤのことを書きました。

数年前、夏休みに沖縄に行き、地元のスーパーの野菜売り場を見てまわりました。

当地では、せいぜい150円くらいのものが、300円前後で売られていました。

野菜の価格が高いのにびっくりしました。

沖縄はゴーヤの主産地だから、安いのかもしれないと思いましたが、実は逆でした。

その原因の一つが台風かもしれません。

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2007年1月 5日 (金)

今年の品種:ゴーヤその2

晴れ

  

昨日の写真のゴーヤは沖縄で開発されたF1種だろうと思います。

在来種の「あばしゴーヤ」を以前作ったことがありますが、

昨日の沖縄のゴーヤとは少し違い、短径で丸型のものでした。

このあばしゴーヤは親づるや小づるにはほとんどメス花が咲かず、

孫づる以降にメス花が咲いて、着果しました。

(ゴーヤはキュウリと同じように節々からつるが伸びます。)

(ほおっておくと、どれが小づるか孫づるかわからなくなってしまいます。)

   

整枝をしなかったので、ゴーヤの木は葉っぱばかりになって、

たまに、実は着くのですが、本来ならばきれいな緑色になってほしいのに、薄い黄緑色にしかなりませんでした。

太陽の光が当たらなかったせいでした。

そういうわけで、あばしゴーヤは1回だけしか挑戦しませんでした。

   

P6220041   

ゴーヤのメス花

キュウリと同様に、小さい実がついています。

 

  

  

    

P6220046   

ゴーヤのオス花

メス花と異なり、実はついていません。

  

  

  

  

  

親づるや小づるにもメス花が咲くF1種のゴーヤにもいくつかの品種があります。

あばしゴーヤに近い形をした短径の太いゴーヤも作ったことがありました。

しかし、あまり売れませんでした。

なぜだったかわかりませんが、

多分、こちら九州では長いニガウリになじんでいたせいかもしれません。

  

ゴーヤを作り始めたのは7,8年前ですが、当時、近くのそんなに大きくない生鮮品だけのスーパーに野菜を置いてもらっていました。

その店の青果担当の方から、土曜の特売日に、ゴーヤを売りたいので、ある程度の大きさ以上のものを100本持ってきてくれと言われました。

実際に持って行き、後で聞くと、午前中に売ってしまったとのこと。

この当時はまだ今ほどブームになっていないときでした。

これから売れるかもしれないと思ったのはこの時でした。

  

今から思うと、当時から、ゴーヤを専業にしておけば、もっと栽培に熟知し、その結果、売上げが伸びたかもしれません。

5年くらい前に、ある野菜専業の方に紹介したのですが、

その方は何十年も農業をされていましたので、

要領をすぐに習得され、8月初めの段階で、1万本以上のゴーヤを出荷されていました。

ハウスでも栽培されていましたので、秋まで出荷されていました。

多分、2、3万本の出荷はあったと思います。

話を聞いて、びっくりしました。

私は、どうしても色々な野菜を作りたいと思ってしまいます。

どうしても、専業に成りきれないところがあります。

  

明日は、ゴーヤの栽培について書こうと思います。

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2007年1月 4日 (木)

今年の品種:ゴーヤ

晴れ

  

我が家の夏のメイン野菜はピーマントマトゴーヤです。

ピーマンは昨日、書いたので、今日はゴーヤ

   

ゴーヤは7,8年前から作り始めました。

色々な品種を試し作りはしたものの、当時からのメイン品種は「うりおとめ」です。

この品種は、福岡県の農業試験場に勤務されていたHさんから教えていただきました。

  

P7270028

  

「うりおとめ」の成り始めの写真

肥料が少ないためか、少し細い。

    

   

   

   

        

実際に作ってみると、昔からの地物の細長い品種に比べて、苦味が少なく、私自身はおいしいと感じました。

小さいゴーヤを1本、毎日のように食べていました。

ゴーヤを思い浮かべると、よだれが出そうで、食べたくてしようがありませんでした。

その当時は若く、ビタミンCに飢えていたのかもしれません。

   

近所の鹿児島出身の方にとっては、苦味が少なく、物足らないと言われましたが、

私にはちょうど良い苦味です。

それでも、妻や娘は今でもあまり好みません。

個人差があるのかもしれません(ゴーヤは万人向きではないのかも)。

  

P82900321

 

2003年8月、沖縄での写真

ゴーヤ茶を作っているところで撮影

少し短くて、太いようです。

  

  

   

      

P82900391  

そのとき、収穫したばかりのゴーヤ

納入されているところを撮らせていただきました。

 

  

  

   

    

P8290081   

スーパーでの写真

2本入りで、250円以上していました。

沖縄では、かなり高いなあという印象を受けました。

私のところでは、最近は、せいぜい100円~150円です。

     

     

     

       

     

       

中国のニガウリも以前に紹介しましたので、良かったら見て下さい。

・上海の有機野菜

・中国の野菜(福州その2)

    

ちょっと長くなりましたので、続きは明日。

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