晴れ
(ふ)さんへの返事が大変遅れてすみません。
この質問への答えはそんなに簡単ではありません。
私自身もいつも悩んでいます。
以下は、(ふ)さんのご質問です。
直売所にだした売れ残りはどうされていますか?自家消費でも消化できないものは廃棄ですか?
どうしても、露地栽培では供給のピークが他の出品者と重なり、売れ残りがでます。そもそも出品するものは、選別していいものをだしており、残ったものを自家消費していますので、売れ残ってしまうと大変です。
漬物にできるものや、乾物にできるものは、加工品として再度出品したりもしますが、それでも予想外に残ると、泣く泣く廃棄しています。
人にあげる野菜は、いいものをあげないといけないので、結局残るものは残ってしまうのです。農業も事業ですので、一定の廃棄がでるのはやむを得ないと割り切っていますが、「もったいない」という思いはあります。
以前、野菜の加工屋さん(お惣菜屋さんとカット野菜屋さん)に話をしますと、今はほとんど機械化が進んでいて、機械用の野菜規格をいわれました。規格があるかぎり、規格外品は常に発生するので結局同じでした。
直売所での売れ残りをどうするか?という質問に対する答えは、非常に難しいです。
私が作っている野菜のほとんどは、直売所とスーパーの産直コーナーに並べています。
幸いにして、以前よりも、売れ残りは少なくなりました。
以前は、時期によっては、かなりありました。
露地野菜の宿命なのですが、
できるときは、皆できます。
ずらせればいいのですが、技術的に、そんなに簡単ではありません。
試行錯誤を繰り返して、現在に至っているのですが、
どうしたらいいか、少しだけ書かせていただきます。
まず、販売ルートですが、現在は多様化しています。
売れ残りがない順に、
①市場に出荷、②農協の部会に参加、③宅配、④インターネットで販売、⑤加工会社に販売、⑥直売所、スーパー内の産直コーナー、⑦自ら、店舗などで販売などがあります。
私は、⑥直売所、スーパー内の産直コーナーに出荷しています。
以前は、③、⑤、⑦も経験しました。
(ふ)さんの場合、どうしたら直売所に出して売れ残りを少なくするかですが、
8割売れれば、よしとすると考え方もあります。
これは、以前、聞いた話です。
でも、実際に、ほうれん草10袋出して、2袋が残ると、つらいです。
大根だったら、翌日でもいいのですが、ほうれん草だったら、翌日出荷が無理のときもあります。
で、どうしたらいいのか?ですが、
①まずは、お客さんが多く来店する直売所やスーパーなどに出すのが一番だと思います。
自分の野菜を、多くの人に見てもらえる所に出荷するという意味です。
もし、そんな所が30分以内にあれば、いいのですが。
そして、多くの直売所に出荷することも考えてみてはいかがでしょうか?
どうしても少量ずつになってしまいますが、お客さんの目に留まる確率が高くなります。
ぐるっと廻って、2時間くらいが限界かもしれません。
幸いにして、飯塚の周辺は、たくさんの出すところがあります。
どの直売所に出すこともできるのですが、
かつては、7,8箇所は出したと思います。
現在は、4箇所程度です。
やっと落ち着いてきたのかもしれません。
②自分を主張するPOPを作る。
個人のPOPを出せないところもあるのですが、
もし、POPを出してもいいなら、出した方がいいです。
POPを作るのも難しくて、私も、恥ずかしいのもあって、よいものはできません。
POP作りで、教えてもらったのは、
①手書き、②多くても3,4行、③見やすい配色だそうです。
③見た目が大切です。きれいなものを作ることを心がけてはいかがでしょうか?
見た目よりも、味が大切とよく言われるのですが、
現実は、必ずしもそうではありません。
(名前で買ってもらえるようになると、いいのですが。)
売れ残ったものを見ると、形や色が少し変なのが残っています。
購入者はよく見ておられます。
いいものはいいものだけを袋に入れ、少し変形したものは変形したものだけを少し多めに袋詰めするのはどうでしょうか?
それから、汚れはかならず取り除いておくことも必要と思います。
④長期間にわたって作れるようになるのはいかがでしょうか?
いわゆる篤農家と呼ばれる方は長期間にわたって、よいものを収穫できます。
(口で言う程、簡単ではないのですが。技術を高めないといけないのですが。)
そうなると、数ヶ月間の長期間にわたって、お客さんの目に留まります。
難しい場合は、例えば、夏に、キュウリを4月、6月、8月に定植する方法もあります。
台風で全滅する場合もありますが、ずっとキュウリを出せます。
それから、イモ類などは大量に収穫することも可能です。
それを少しずつ出す方法もあります。
⑤皆と少しでも違う野菜を作るのはいかがでしょうか?
自分がおいしくて、好きな野菜を作るのが一番ですが、
消費者の好みに合わせることも必要です。
四季に応じたメインの野菜で、ちょっとだけ毛色の違うものも作っています。
例えば、きゅうりだったら、四葉キュウリを作り、市場と少しだけ毛色が違うものを作っています。ずっと四葉キュウリを作ってきました。
ズッキーニは作りすぎて残りましたが、多分、これから売れるのかもしれない(?)と思っています。
丸オクラは柔らかくておいしいです。まだ、浸透していませんが。
野菜の見栄えのことを書きましたが、
安全で新鮮、そして何よりもおいしい野菜を作ることが一番と思っています。
それを目ざしてはいるのですが、全てを満足するような野菜を作ることは難しいです。
都会では、かなり安全性重視で購入するお客様もいらっしゃると思いますが、
実際に購入される方は10%~20%程度だろうと思います。
(間違っていたら、ごめんなさい。)
ほどほどの値段で、より良いものを選ぶのが普通だと思います。
今年の秋冬の野菜の価格はかなり安いです。
秋が暖かかったので、早くできたようです。
そんな中で、価格を高めに設定するのはかなり勇気がいります。
かなりダラダラと書きましたが、何事も経験かもしれません。
ずっとやっていたら、誰かが見てくれて、応援してくれるかもしれません。
大変ですが、がんばって下さい。
(結局、こんな事くらいしか書けません。)
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