キャベツとほうれん草の糖度を計ってみました。(その1)
雪 のち 曇り
今日の朝、起きると、雪がしんしんと降っていました。
5cmは積もっていたように思います。
雪のことはちょっと置いておいて、表題の糖度のことを書こうと思います。
糖度を測ったことは、実は、野菜を作って初めてのことです。
きっかけは二つありました。
一つは、キャベツの収穫をしていた時です。
収穫するときは、キャベツの芯を、包丁で切ります。
その後、集めるときに、手がベトベトしていました。
芯の切り口から汁が出ていて、その汁なのですが、舐めると甘かったです。
とうもろこしを収穫したときにも、手がベトベトするのですが、ちょうどその感覚と同じでした。
どのくらいの糖度だろうかと思いました。
もう一つのことは、1月の終わりに、NHKの「たべもの一直線」で、赤根ほうれん草のことが放送されていたことです。
その放送では、小学生がほうれん草の赤い根を甘いと言って食べていました。
その後、私も自分で作っているほうれん草の根を食べてみて、甘く感じました。
それから、福岡県の減農薬・減化学肥料の検査で来られた普及センターの係りの方から、普及センターに糖度計があるということも聞いていました。
それで、今回、普及センターのSさんにお願いして測っていただきました。
写真の三角の部分、黄色の部分、それに外側の緑の部分を測りました。
測る前の下準備ですが、
まず、包丁で小さく切って、乳鉢に移し、けい砂を入れて、乳棒ですりつぶします。
けい砂は砂みたいなもので、組織を小さくして、水分を出させる為に使いました。
すりつぶしたものを、写真のにんにく搾り器に入れて、液を出します。
上の写真は、キャベツの芯を入れてみたときの写真です。
この状態で絞ったのですが、一滴の汁も出ませんでした。
それで、さっきのホウ砂を使うことになりました。
写真は、キャベツの芯の結果で、12.6度(Brix%)でした。
その他の結果は次のとおりでした。
芯 : 12.6度
黄色の葉 : 8.5度
緑色の葉 : 7.8度
同じキャベツですが、中心に向かうほど糖度が高くなっています。
ついでに、1日前と4日前のキャベツも計ってみました。
芯 当日 : 12.6度
1日前 : 10.8度
4日前 : 8.2度
それぞれ別個のキャベツで、しかも室内に置いていたので、バラツキはあると思いますが、傾向としては新鮮なものの方が糖度が高いように見えます。
ほうれん草は写真のものです。
ほうれん草の場合は水分が多いので、にんにく絞り器でそのまま汁がでます。
濃い緑色です。
根の場合は、ホウ砂ですりつぶして、汁を出しました。
根が赤いので、少し赤みが出ています。
結果は次のとおりです。
葉柄 : 8.6度
葉肉 : 6.6度
芯に近い葉(黄緑色) : 3.1度
根 : 12.0度
葉はそれなりに甘く、根はかなり甘いという結果がでました。
この測定値だけだと、どの程度かかからないので、ネットで検索してみました。
ヤフーで、糖度とキャベツ、ほうれん草、野菜をかけました。
その結果と考えた事は明日、また書きます。
(長くなったので、疲れました)
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