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2009年12月 8日 (火)

直売所出荷の玉ねぎは晩生種の方が良いと思っていましたが?-tanaさんからの質問について

晴れ

  

今日も大霜で、氷が張っていました。

天気は連日晴天です。

今日、残りのジャガイモを掘りました。

このことは、明日のブログに書こうと思っています。

  

ところで、ここ何回か、コメントの返事をブログの記事で代行しています。

今日も、そうですが、こっちの方が詳しく書けるので、こうなりました。

以下は、tanaさんからの質問です。  

   初めまして。 来年から直売所出荷で就農予定です。
   早生が多いのですね。
   貯蔵性に優れる晩生種を長期出荷が良いと思っていたのですが、

   そうでもないですか?
   何処にどんな方法で貯蔵するかという問題もあるのでしょうけど。

  

返事ですが、tanaさんの言われる通り、晩生の玉ねぎで長期出荷も大切と思います。

玉ねぎは、家庭で常時使われる野菜です。

だから、いつも出せれば、それにこしたことはないと思います。

できれば、極早生種→早生種→中生種→晩生種→ホーム玉ねぎを、順番に出せると理想的です。

私も、宅配をしているときには、そんなことをしていました。

  

ですが、今は、早生種ばかりで、中生種は自家用です。

早生種は8月くらいまで食べられますし、

中生種でも、うまく保存できれば、2月まで食べられます。

  

中生種や晩生種を作らないのは、

一つは、大量に保存するところがないことです。

  

もう一つは、収穫時期(5月下旬~6月)が他の野菜の栽培時期に重なるためです。

収穫・保存の時間や出荷のための調整作業の時間が取れないためです。

その時期は忙しすぎて、夏野菜に時間がとられます。

早い話が、余裕がありません。

早生種の場合、収穫時期は、遅くても5月中旬までですので、時間的な余裕があります。

    

それから、6月に入ると、梅雨のはしりがきます。

湿度が高くて、気温も高いと、病気にかかりやすくなります。

晩生種の場合、場合によっては、殺菌剤をかける必要があります。

早生種の場合、梅雨の前に収穫できるので、これまで病気になったことがありません。(殺菌剤も必要ありません。)

    

そして、早生種を作る積極的な理由ですが、

最近は、辛味の少ない、甘い玉ねぎが好まれます。

そのお客様の嗜好に合わせていこうと思っています。

つい最近ですが、玉ねぎの苗を購入している苗農家の方から、「早生種の苗から売れていく」という話を聞きました。

その苗農家は長崎・佐賀・熊本・大分・福岡の種苗店に苗を提供されていますが、

家庭菜園をされている方も、早生種の需要が多いということだと思います。

私自身も、玉ねぎをサラダで食べるのが好きです。  

  

そんな理由から、早生種の玉ねぎを作っています。

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