直売所出荷の玉ねぎは晩生種の方が良いと思っていましたが?-tanaさんからの質問について
晴れ
今日も大霜で、氷が張っていました。
天気は連日晴天です。
今日、残りのジャガイモを掘りました。
このことは、明日のブログに書こうと思っています。
ところで、ここ何回か、コメントの返事をブログの記事で代行しています。
今日も、そうですが、こっちの方が詳しく書けるので、こうなりました。
以下は、tanaさんからの質問です。
初めまして。 来年から直売所出荷で就農予定です。
早生が多いのですね。
貯蔵性に優れる晩生種を長期出荷が良いと思っていたのですが、
そうでもないですか?
何処にどんな方法で貯蔵するかという問題もあるのでしょうけど。
返事ですが、tanaさんの言われる通り、晩生の玉ねぎで長期出荷も大切と思います。
玉ねぎは、家庭で常時使われる野菜です。
だから、いつも出せれば、それにこしたことはないと思います。
できれば、極早生種→早生種→中生種→晩生種→ホーム玉ねぎを、順番に出せると理想的です。
私も、宅配をしているときには、そんなことをしていました。
ですが、今は、早生種ばかりで、中生種は自家用です。
早生種は8月くらいまで食べられますし、
中生種でも、うまく保存できれば、2月まで食べられます。
中生種や晩生種を作らないのは、
一つは、大量に保存するところがないことです。
もう一つは、収穫時期(5月下旬~6月)が他の野菜の栽培時期に重なるためです。
収穫・保存の時間や出荷のための調整作業の時間が取れないためです。
その時期は忙しすぎて、夏野菜に時間がとられます。
早い話が、余裕がありません。
早生種の場合、収穫時期は、遅くても5月中旬までですので、時間的な余裕があります。
それから、6月に入ると、梅雨のはしりがきます。
湿度が高くて、気温も高いと、病気にかかりやすくなります。
晩生種の場合、場合によっては、殺菌剤をかける必要があります。
早生種の場合、梅雨の前に収穫できるので、これまで病気になったことがありません。(殺菌剤も必要ありません。)
そして、早生種を作る積極的な理由ですが、
最近は、辛味の少ない、甘い玉ねぎが好まれます。
そのお客様の嗜好に合わせていこうと思っています。
つい最近ですが、玉ねぎの苗を購入している苗農家の方から、「早生種の苗から売れていく」という話を聞きました。
その苗農家は長崎・佐賀・熊本・大分・福岡の種苗店に苗を提供されていますが、
家庭菜園をされている方も、早生種の需要が多いということだと思います。
私自身も、玉ねぎをサラダで食べるのが好きです。
そんな理由から、早生種の玉ねぎを作っています。
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