今年の夏野菜(2009年):ゴーヤ(ニガウリ)
雨 (ほぼ終日)
ゴーヤ(ニガウリ)も毎年、もう10年以上、作っています。
品種は当初からうりおとめでした。
少し長い(30cmを越えます)ゴーヤです。
去年は、八江農芸のえらぶという品種も少しだけ試作しました。
この品種は長さが25cm~30cmくらいの少し短いゴーヤで、
食欲をそそるような深い緑色のものでした。
両品種に共通するのは、
苦味が少なくて、万人向けのものです。
それと、親づる、小づるにも実を付ける節なりの品種であることです。
ゴーヤは雄花と雌花とが別々に咲き、実は雌花につきます。
2つの品種は、共に、雌花の割合が高く、5割以上が雌花になることもあります。
ですから、収量が多いです。
ゴーヤについても、これまで色々な品種を作ってきました。
沖縄の在来種のアバシというゴーヤは苦味が少ないのですが、
親づるには実を付けませんし、小づるや孫づるになるという欠点があります。
雌花の割合も低いため、収量が上がりません。
ゴーヤの緑色はどうもある一定以上の光があたらないと、鮮やかな緑色が出ないようです。
葉が茂りすぎると、光があたらないため、黄緑色になってしまいます。
これでは、商品価値が劣ります。
それで、作らないようになってしまいました。
宮崎や鹿児島にも、細い在来種のニガウリがあります。
本当に苦かったです。
普通の人が、普通に食べることは、難しいように思います。
これもやめました。
去年の傾向ですが、
鹿児島、宮崎、熊本方面から、多量のゴーヤがスーパーに入荷されてきました。
その結果、価格は1本100円くらいまで下がりました。
以前は、1本150円で売れたものが、去年は100円です。
どの県も力を入れて栽培に取り組んでいるためだろうと思います。
夏の定番野菜は、トマト、きゅうり、ナス、ピーマン、オクラですが、
以前はマイナー野菜だったゴーヤも、定番野菜に近づいてきたように感じました。
今年は、うりおとめをやめて、少し小ぶりなえらぶを作ろうと思っています。
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