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2008年12月16日 (火)

耕作放棄地について

晴れ

  

先日、テレビのコメンテーターが派遣や請負の方たちが契約解除をされていることに関して、こんなことを言っていました。

「日本中にたくさんの耕作放棄地があるのだから、そこで、農作物を作ればいい」と。

テレビを見ていて、無性に腹が立ちました。

  

実際、耕作放棄地というところはどんな場所か?

なぜ、耕作放棄地になったのか?

実際に作って、生活ができるのか?

など、疑問が湧き出てきました。

  

去年のことですが、当地は数年前に合併して、同時に、農業委員会も合併しました。

合併に伴って、農業委員の人数も減ってきて、とても細かい状況までわかりにくくなったようです。

そのため、生産組合長に、現状調査の時に手伝ってくれという話がありました。

(成り手がいないので、生産組合長になってもう3年もしています。)

   

その耕作放棄地の調査の場所と言うのは、基盤整備をしていない農地でした。

基盤整備をしている農地は調査対象外です。

(多分、耕作放棄地はないということです。)

ちなみに、基盤整備された農地とは、きちんと、四角になっていて、農業用水や道路が整備されているところです。

   

基盤整備されていない農地のほとんどは、山の近くにあって、作りにくいところです。

農業用水が不自由、機械が入りにくい、日照りが悪い、イノシシや鹿が出るなどのところです。

当然、作りにくいので、耕作放棄地にもなりやすいところです。

そんなところで、素人が農作物を作って、果たして、良いものができるでしょうか?

  

作った農作物は少しはお金に換えないと生活できません。

昨日、農協のある部会の忘年会で、

私が、「ほうれん草は10年前から、1把100円だった。」と話したら、

別の人は、「いや、15年前から100円だ。」と言われました。

いろんな生産資材が上がっている中で、価格は変わりません。

  

ほうれん草よりもひどいのは、お米の値段です。

20年くらい前は、1俵60kgで2万円程度だったはずです。

今は、1万5千円をきっています。

  

いつも食べるものは下がってきています。

農家の手取りは減ってきています。

  

そんな状況では、田舎から都会に出て働くのは自然なことだろうと思います。

  

それを、田舎に行って、農作物を作れば、簡単に食べていけると言っていたテレビのコメンテーターには愕然としました。

   

こんなことを書くのはあまりないのですが、お許しを。

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