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2007年11月15日 (木)

普通の農家ではダメでしょうか?

晴れ

  

先日の日経新聞の夕刊のコラムで、新幹線の掃除をしている人のことが書かれていました。

東京駅に入ってきた新幹線の車両を手際よく掃除をしている方のことで、

どんな仕事も重要で、普通の労働も大切だと書かれていました。

ほとんどのサラリーマンも、そして、役所の役人もそうですが、

ずば抜けて優秀な人はそんなにいません。

多くの人は、皆、普通の労働者です。

   

ひるがえって、農家はどうでしょうか?

普通の兼業農家が大多数です。

小面積で兼業の農家は、いわゆる普通の農家です。

この普通の農家がなぜ、いけないのでしょうか?

  

先の参院選では、

4ヘクタール以上を耕作している大規模農家や共同の集落営農組織を立ち上げた場合にだけ、補助金を出し、優遇するという、

農業政策に批判が集まりました。

  

アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどの農地は、こんな規模ではなく、

私の想像に及ばないような規模で耕作されているようです。

日本の農地は狭いので、海外の大規模農場に太刀打ちできるはずはないのですが。

  

新聞やテレビでは、まるで、普通に米や野菜を作っている農家が遅れているようなことを言っているときがあります。

どうも私には納得できないときがあります。

  

逆に、小面積の農地の売買が許されることができないものでしょうか?

農地の流動化を増やす施策ができないものでしょうか?

多くの人が、少しずつ農作物を提供できれば、自給率が上がるかもしれません。

   

限界集落が増えてきていると言われています。

集落には、家だけでなく、農地も付随しています。

小面積の農地の売買がもっと自由にできれば、そこに新たに住む人も生まれるかもしれません。

そのようなことができれば、その地の近くに住んであれば、耕作放棄地も減るのではないかと思います。

   

政府は株式会社が農地の耕作をできるよう推進しようとしています。

大規模・効率化を図って行こうとするものです。

でも、逆もあっても良いのではないかとおもいます。

この政府の政策では、耕作放棄地や限界集落の問題は解決しないと思います。

実際の耕作放棄地は、水のかかりが悪かったり、機械が入りにくかったり、イノシシなどの動物が荒らしたりするようなところなのですから。

  

新規に農家になろうとする人にとって、今の農地政策は非常に難しいものです。

原則的には、5反以上の耕作をしないといけません。

それ以下の小面積を耕作する兼業農家を増やすような政策は難しいのでしょうか?

   

農家は農地を売る(手放す)ことはなかなかしません。

ご先祖さまに申し訳ないといいます。

役場などの公的機関が仲介・斡旋するようにするとできるのかもしれません。

NHKのテレビでも、そのような市町村があると放送されていました。

野菜や米を作りたいという人はたくさんいます。

多くの人が農業に参加できたらいいなあと、いつも思っています。

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コメント

初めまして。スイスに住む者です。嫁ぎ先の実家が農業を営んでいます。スイスにも農地法があり、かなりややこしく、土地を大きくしていく事が困難で、かなり前に義父母はカナダ、フランスへ農業移住できるか見に行った事があります。今は主人の弟が継ぐことになりやはり農地が少なすぎるため、兼業でやっています。こちらで日本の野菜を育てたいので色々相談に乗って欲しいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: マルコ | 2007年11月20日 (火) 07時35分

マコトさんへ
ほんとに出掛けて行ってもいいですか?
『まちむらネットワーク』とかいう農協でしょうか。。
サイトに登録してて、いろんな主団体から農村体験だとか、
農村塾開校・・・だとかいうお知らせをいただきます。
・・・が一度もでかけてみたことがありません。
行ってみたいあな~っと眺めてばかりいるだけで

新規就農相談・・担い手育成・・・
地域の農業改良普及センターへ相談とか・・
ネットで目にするんですが、
何も行動できずに

そちらへ出掛けていってもホントにいいですか。
私は小竹町ってとこに住んでます。

投稿: midosato | 2007年11月19日 (月) 12時48分

人の出入りだけが快活な中心商店街活性化というのを現在目の当たりにしています。様々な若者がいろんな事をやっていますが、中心商店街の沈降には歯止めが掛かっていません。人が沢山関わっても意味が無いのです。何らかの価値を生産し、対価を得て人が雇用されより多くの家族が養われる。という産業としての総生産向上を生み出す事をしなくては意味が無いのです。農地で農産物を作らなくとも例えばPCで例えば加工所で地域の特色を生かす仕事が出来る時代です。生産に不都合があっても、人が使いたくなる意味が込められていれば制度云々考えずとも自ずと流動性は高くなります。

制度は道具でしかありません。
そこに居る人が何を考えどう行動するかによって道具は生きもすれば死にもする。

使って結果を出してみた結果使いにくいから変えてみるというのが順当です。結果を自動的に出してくれる道具はありません。

投稿: みゆき | 2007年11月18日 (日) 23時04分

midosato 様へ
  
一度、見学に来られますか?
農業の良い点や問題点をお話することもできます。

投稿: マコト | 2007年11月18日 (日) 10時12分

みゆき様へ
  
私は、経営感覚の高い農家を否定するつもりはありません。
実際、農業収入の高い農家は元気で、子供たちもあとをついでいる人がたくさんいます。

でも、そんな人は一握りで、通常は、兼業で働いています。
働きながら、農地を守り、農業を営んでいます。

本文にも書きましたように、山つきの農地は作物を作るのに、色々な問題が山のようにあります。
 
私が言いたいのは、小さい面積の農地で、田畑の売買や貸し借りをもっとできやすくならないだろうか?という点です。
そうすることによって、色々な人が農村に入りやすくなるのではないかと思いました。
そうすることによって、農村も活性化できるかもしれません。  

投稿: マコト | 2007年11月18日 (日) 10時08分

検索キーで農業福岡・・なんていれたら、
このブログを目(^.^)にしました。
突然ですみません。
 飯塚市の凄く近所に在住しています。
産地直売!だとか、新鮮野菜!だとか
今まで全く興味もなかった私です。3人の子の母でもありますが、もちろん家庭菜園などといううものにも、これまで関心も興味なかったのです。スーパーで買い物し、それが輸入の野菜であろうが・・・・見もしなかった。。
 もうすぐ35歳になります。
農業がしたいんです。家庭菜園や趣味などではなく、
仕事としてやりたいんです。唐突ですが・・・突すぎますね。

投稿: midosato | 2007年11月17日 (土) 13時27分

普通の農家を続けたければそうすればいいだけの話です。
趣味でも人生でもやりようは如何様にでもあります。

しかし、社会的に存続する意味のある業態として運営させると
なれば話は別。若者の雇用の受け入れ先にもなれず、生産性は低く
消費者に支持されるほどの存在にもなれず、国税や消費税を払うほどの余力も無いのに補助金の多大な恩恵に与っている「普通の農家」が今後残る意義が何処にあるのか。という事ですね。

限界集落だって、結局そういうあり方から若者の定住を不可能にしてきた事の結果でしかない。

普通の農家では農村の様々な問題を解決できないから経営を改善するような施策が講じられた訳です。特に納得できないような事は無い筈です。

自給率や生産性を向上させられるのは、それなりの経営能力がある人材だけですから、その人達に経営を委ねるのは当然の流れかと思います。


畑で死にくたばる程働いても子供達を満足に養えない。
そんな仕事に人は集まらない。
経営を変えればそういうあり方も変化するのです。
自分の子供が「僕もやりたい」と思えるような産業にすべきです。

小規模の農家を守ってもそういう産業にはならないのです。

投稿: みゆき | 2007年11月16日 (金) 23時09分

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