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2007年3月 3日 (土)

平成19年度からの新農業政策について:その2

晴れ

  

前回、国の減反政策に沿った米作りをしていて、かつ、大豆や麦を作っている大規模農家や集団に対してだけに助成金(当地で、大豆の場合、51,000円/10アール)が出ることを書きました。

そして、減反政策に沿っただけの農家には、助成金は数千円しか出ないことも書きました。

  

では、大規模農業に参加しない農家はどうなるでしょうか?

減反に協力してもしなくてもあまり関係ないと考える方も多数居られます。

そういう方は、減反しないかもしれません。

     

耕作面積が増えると、米は多量に市場に出てしまい、米の価格は下落します。

市場に出るという意味は、流通業者を通さずに、親戚や個人同士の販売を含みます。

米の価格の下落が進むと、大規模生産農家や集団も経営が苦しくなり、結果的に悪循環に陥ります。

  

今回の新農業政策は、このような観点からも、両刃の剣ではないかと思ってしまいます。

  

今日の朝のNHKラジオでは、こんなことを話されていました。

安全保障の観点から、少なくとも米は自給したい。

しかし、国が助成金をあまりに多く出しすぎると、国民からの反発を受ける。

多分、日本の米の価格は、アメリカの米の価格に近づくのではないか!

少し、あやふやですが、ラジオでは、8000円/60kgと言っていたようです?

中国の米はもっと安く、4元/kgとしても、600円/10kg、3600円/60kgです。

国内の生産コストは高いので、その分を国が助成しよう。

助成金の総額は約4000億円程度と試算されるので、

この程度であれば、国民から非難を受けなくてすむだろう。

  

多分に、そんなところに落ち着くのかもしれません。

  

国の政策には、小規模農家を増やそうという政策はあまりありません。

兼業でも農業をしたい方はたくさん居られます。

専業農家にならなくても、農地の貸借や売買が出来やすくするような制度があると、

新規に参入する方も増えてくるだろうと思います。

株式会社にも農地を解放しようとしていますが、これはあまりにも経済的な考え方に偏っているように思えます。

   

こんなことばかり書いて申し訳ありません。

読まれている方は、きっと退屈されたかもしれません。

   

最後に、米農家が努力してきていること。

気づいたことを書いてみます。

①出荷されている米の粒が大きくなっています。

 籾摺り後のふるいの網目が1.75mmから1.85mmに変わっています。

 玄米の粒の大きいものを出荷するようにしているからです。

 結果的に、精米後の粒も大きくなっています。

 お気づきでしょうか?

   

②減農薬・減化学肥料で栽培された米が増えてきています。

 収穫量を増やすよりも、品質を高めようとする努力をされています。

 もちろん堆肥も使っています。

   

③収量が減っても、食味の良い米の品種を作ろうとしています。

 おいしい米を作って、食べてもらおうとしています。

  

上記の①~③の対策を取ると、結果的に収穫量は減るのですが、何とか価格を維持したいということでもあります。

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