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2006年11月30日 (木)

野菜の豊作

くもり のち 晴れ

今日は玉ねぎ(七宝7号)を3800本、定植をしました。

かなり遅れています。

   

連日、野菜が豊作で廃棄処分をされていると、テレビやラジオで放送されています。

大根白菜がトラクターでこなごなに粉砕されている映像を見ると、つらくなってしまいます。

大事に作ったのに、値崩れを防ぐために、しようがないことですが。

出荷のために、箱代や運送費などの経費がかかって、赤字になるためですが、

それならば、近所の人や、かなり遠い都会の人に、かなり安く、あるいは無料で自ら収穫してもらうこともできます。

しかし、そのようなことは、ほとんど行われません。

     

なぜかと言いますと、トラクターで粉砕することによって、最低保証金が県や国から出るからです。

トラクターですき込まないと、補助金は出ません。

しかも、その補助金は、産地として県や国から認定されたところだけです。

産地として認定される為には、ある野菜を、一定のまとまった地域で、一定以上の面積を栽培しているところに限ります。

産地以外の一般農家では保証金もありません。

このような仕組みについては、全く報道されません。保証金が出るところの方が少ないかもしれません。

    

近くのきゅうり農家に聞いた話ですが、2年くらい前までは、当地でも産地としてきゅうり栽培が認定されていましたが、栽培面積が減少したため、産地の認定を取り消されたそうです。

その結果、例えば、夏では、豊作の場合、最低保証金が出ていたのがなくなり、農家は大打撃を受けました。

きゅうりは毎日収穫しないとだめな植物ですので、どうしても収穫しないといけません。

価格が非常に安くても、収穫しないといけません。

その結果、直売所では、1袋に10本入りのきゅうりが100円で売られる場合もあります。

農家はできるだけ赤字を補おうとしますので、これもしようがないことかもしれません。

こういうことで報道は全くされません。

    

当地の直売所では、1袋60円や80円のほうれん春菊もあります。

価格が安いときに、できるだけ料理に使ってもらいたいといつも思っています。

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